令和6年度 学校経営について
      

1 学校教育目標

 ◎基本目標 ふるさとに親しみ、思いやりの心をもち、かしこく判断し、たくましく生きる子どもを育てる。

 ○具体目標 「やさしい子」 「かしこい子」 「たくましい子」
  ・やさしい子  思いやりがあり、なかよく助け合って生活できる子ども
  ・かしこい子  自ら学び、考え、正しい判断や行動ができる子ども
  ・たくましい子 心身共に健康でたくましく、粘り強くやり抜く子ども

2 学校経営方針

[基本方針]
 「生きる力」の育成に向けた信頼される学校づくりを目指す
[具体的方針]
(1)「確かな学力」「豊かな人間性」「健やかな体」の育成を図るカリキュラムマネジメントの充実
(2)教職員の資質能力の向上と教職員組織の活性化
(3)教育環境の整備と安全で安心な学校生活の実現
(4)家庭・地域とともに進める教育活動の推進

3 本年度の努力点
(1)「確かな学力」「豊かな人間性」「健やかな体」の育成を図るカリキュラムマネジメントの充実
 ①確かな学力の育成
  ○「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業づくり
    ・問題解決的な学習・探究的な学習等を通して、児童が学ぶ必要感をもち、資質・能力の育成を図る。(学び方の改善)
    ・各教科等で現れてほしい児童の姿を目指し、「はばたく群馬の指導プランⅡ」を活用して、授業改善を図る。
    ・各教科において言語活動・読書活動を充実させ、豊かな表現力を育成する。
     ○ICTの有効活用
    ・各教科等において「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図る。
    ・発達段階に応じた自主学習の推進とICTを活用した家庭学習を推進する。
    ・ICTの効果的な活用を促進し、基礎的・基本的な知識及び技能の定着や個々の興味・関心に応じた発展的な学習につなげる。
     ○Funglishの推進
    ・ALT等を日常的・積極的に活用し、楽しみながら英語を学び、外国の言語や文化に親しむとともに、自ら積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成する。
 ②豊かな人間性の育成
     ○人権教育の充実
 ・常時指導を人権教育の基盤とし、全教育活動と関連させながら、人権意識の高揚を推進する。
 ・人権重要課題の解決に向けて、学習指導要領との関連を図った指導を推進する。
 ・SDGsの視点で教育活動を見直し、その理念を理解しながら、自立と共生に向けた意識の育成を図る。
  ○道徳教育の充実
   ・全教育活動と関連させた道徳教育を充実させるとともに、考え、議論する道徳への授業改善を図る。
   ・道徳教育を要とした心の教育に努め、「特別の教科 道徳」の授業を積極的に公開し、家庭や地域との連携を図る。
  ○生徒指導の充実
    ・特別活動と関連させた教育活動を通して自己指導能力を育成し、一人一人のよさや可能性の伸長を目指す生徒指導の充実を図る。
  ・全教育活動において、生徒指導「4つの視点」を意識しながら、児童支援を行う。
  ・一人一人の児童の個性や持ち味を多面的・共感的に理解し、望ましい成長と自己実現のための支援を行う。
  ・児童一人一人が目標に向かって努力し、集団の中で認め合うことができる規律と居場所のある学級経営に努める。
  ・校内相談体制の充実を図り、児童一人一人の情報を的確に把握するとともに、抱える悩みや不安を解消し、学校生活への充実感や満足感を高める。
  ○ いじめ防止活動の推進
    ・「学校いじめ防止基本方針」に基づく取組の充実を図り、計画的・組織的にいじめ防止活動を推進する。
  ・計画的、組織的に生徒指導委員会を運営し、学校全体でいじめ防止に取り組む体制を構築し、課題の解決を図る。
    ・SOSの出し方に関する教育活動を実施し、小さなSOSを受け止める校内体制を構築する。
    ・ITCリテラシーの向上を通した、ネットいじめやネット依存の防止を図る。
  ・キャリア教育を推進し、キャリアパスポートの有効活用により、自己有用感に裏付けられた自尊感情を高め、夢や希望をもち、自ら未来を切り開こうとする態度を育成する。
   ・地域の人や文化、自然及び世界遺産である富岡製糸場を教材として取り入れた学習を各学年の指導計画に系統的に位置付けて行い、郷土を愛し、地域に感謝する児童を育成する。
 ③健やかな体の育成
    ○心身の健康の保持増進
   ・家庭と連携して、望ましい生活習慣の定着に努める。
   ・計画的な保健学習や保健指導を通して、自らの健康を適切に管理し、改善を図るための資質や能力を育成する。
    ○運動の推進
    ・「体力向上プラン」に基づき、運動できる時間・空間・仲間の確保を通した、身体活動量(身体活動の強さ×行った間の合計)の増加に向け他取組の充実を図る。
    ・体育の授業を工夫し、思考しながら自ら進んで運動に取り組む学習を通して体力の向上を図る。
     ○食育指導の充実
    ・食に関する指導の意図的・計画的な実施を通して、基本的な生活習慣や望ましい食習慣を定着する。
    ○関係機関との連携

    ・保健教育の充実のために、保護者や学校保健関係者、関係機関との連携を図り、保健教育や保健管理が適切に実施できるようにする。

(2)教職員の資質能力の向上と教職員組織の活性化
   ①教職員の資質能力の向上
 ○教職員研修の充実
    ・校内研究を活性化し、学校課題の解決を図るための研修に取り組み、授業研究を通して、組織的な授業力の向上を図る。
    ・研修履歴シートを活用して、自ら学び続け、互いに高め合う同僚性あふれる職員集団づくりを推進する。
    ○人事評価制度の活用
    ・人事評価制度を活用し、学校運営への積極的な参画を推進することで、教職員の職能成長を促すとともに、学校組織の活性化・効率化を図る。
    ○人権意識の向上
   ・教職員自らが人権文化の担い手として模範となり、人権尊重の理念を教育活動全般に生かすように努める。
    ○服務規律の確保
   ・服務規律委員会の活性化や服務規律行動計画の定期点検を通して、服務規律確保への意識を高め、教育公務員としての使命感と責任感をもって職務を遂行する。
    ○業務改善の推進
   ・在校等時間記録ファイル等を活用した、客観的かつ適正な勤務時間の記録と集計・分析を基にした長時間勤務の改善に向けた具体的な取組を推進する。
   ・勤務時間の適正な管理により、職員のワークライフバランスやメンタルヘルスへ配慮する。
   ②教職員組織の活性化
    ○特色ある教育課程の編成・実施・評価・改善
   ・教育課程の評価につながる学校評価項目の設定と、学校評価や全国学力・学習状況調査等の結果に基づく教育課程の改善を図る。
    ○組織的な取組
   ・計画的に学力向上委員会や教育相談部会等を運営し、学校全体で学力向上やいじめ防止に取り組む体制を構築し、組織的に実行することで課題の解決を図る。

(3)教育環境の整備と安全で安心な学校生活の実現
  ○特別支援教育の充実
    ・児童一人一人の状況や特性等に応じて、具体的な指導目標や指導内容・方法を明確にした個別の指導計画や教育課程を編成し、きめ細かな指導の充実を図る。
     ・通常の学級に在籍する児童について、必要に応じて個別の指導計画を作成し、一人一人に応じた適切な支援の充実を図る。
    ・校内教育支援委員会を中心として校内支援体制を整え、保護者や医療・福祉等の関係機関と連携して支援の充実を図る。
    ○安全・安心な学校づくりへの取組
   ・自他の生命を尊重し、生涯にわたって安全な生活を営む基礎を培うよう、全教育活動を通して組織的、継続的に安全教育を推進する。
    ・児童が安全についての知識や技能を身に付けるための安全学習の充実を図るとともに、日常生活に潜む様々な危険を回避することができるような安全指導を推進する。
    ・日常における安全点検を徹底するとともに、家庭や地域との連携を図り、防犯教育及び交通安全や 災害などの防災教育の充実に努める。
    ・安全教育に関する教育の充実を図ることにより、生命尊重を基盤とした危険予測、回避能力を育成する。
    ・感染症予防について、家庭と連携しながら、自ら判断し、命を守ろうとする児童の育成に努める。

(4)家庭・地域とともに進める教育活動の推進
    ○積極的な情報発信
   ・Webページや各種通信を活用し、家庭・地域への積極的な情報発信を行う。
   ・学校行事や学校公開日等を通した本校教育活動を積極的に公開する。
    ○家庭・地域・関係機関との連携・協働
   ・学校評価を活用し保護者や地域からの情報を収集することで学校課題を把握し改善を図る。
   ・学校運営協議会において学校経営の目標やビジョンを共有し、地域とともにある学校づくりを目指す。
   ・地域人材・地域教材を積極的に活用し、地域を生かした学習を行う。
 ○学校間連携の推進
   ・義務教育9年間の視点をもち、中学校区校の小中間連携を推進し、系統性・一貫性・連続性のある教育活動を行う。
   ・小中各校の情報や実践を共有することで、小中学校間の相互理解を深め、小学校から中学校への滑らかな接続となるようにする。
   ・幼保小の円滑な連携・接続に向けて、教育課程の工夫や教職員間の交流を図る。